ゴールデンウェークの初日、マツダスタジアムは28030人の大勢の野球ファンがスタンドを埋めました。好ゲームが期待されましたが、終わってみれば横浜ベイスターズに完封負け。毎度の貧打の上に、今日は失策3(実質4 エラーはつかない失策が1)で、0-8と完敗でした。
試合経過は
日刊スコア広島カープは
スタルツ投手、横浜ベイスターズは
清水直行投手の先発で試合開始。
3回までは両チーム得点できませんでしたが、4回、
スタルツ投手は
スレッジ選手に前の打席に続き今日2本目の2塁打を打たれます。2死から武山捕手は敬遠で清水投手と勝負。
しかし、不用意に投げた初球を清水投手にはじき返され、前進守備のレフトオーバーの2塁打となり、ランナー2人が生還して、横浜が2点先制。2回にも同じ様なケースで、武山選手敬遠、清水投手をライトフライに打ち取っていましたが、この回は清水投手の気迫が勝りました。
スタルツ投手は5回98球であっさり交代。先発が5回で降板では中継ぎの負担は増えるばかり。
6回から青木勇人投手が2番手で投げ、ピンチはあったものの、自らの上手いバント処理でランナーを2度セカンド封殺するなど、無失点と好投。西武時代からフィールディングのよさでは定評がある青木勇人選手の素晴らしい守備でした。
7回には、3番手梅津投手から
内川聖一選手が3塁打を放ち、カスティーヨ選手のタイムリーで横浜が1点追加。
内川選手の打球は、レフトが捕れる打球でしたが、フィオ選手の拙い守りもあって3塁打になり、そこからの失点。
カープは清水投手のテンポのいいピッチングの前に8回まで散発5安打(そのうち内野安打が3)。打線がつながりません。
8回からカープは上野投手が登板も、8回はエラー絡みで2失点、9回は
スレッジ選手のホームランなどで3失点と5点追加され一方的な試合に。
最後は、横浜・小林太投手に抑えられ0-8と大敗しました。横浜に負け越して、カープは上位浮上どころか単独最下位に逆戻り。
カープは末永選手抹消で、スタメンに怪我から復帰のフィオ選手を5番に、打撃不振のヒューバー選手を7番に起用。
スタメンオーダーに1割バッターが4人も揃う極貧打線を組みました。相手投手にすればラクな打線だったと思います。
しかも今日はサード栗原健太選手が3失策、フィオ選手は記録のつかない1失策と守りでもミスが出ました。これで打って挽回すればまだしも、それも全くなし。
せめて6回の2死ランナー2人の好機に、フィオ選手ではなく前田智選手を代打で出してほしかったなあと思いました。結果はどうであれ、清水投手へのプレッシャーが違っていたと思います。せっかくの切り札を、昨日の先頭での起用といい、今日は出し惜しみと、なんだかちぐはぐな感じを受けました。